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ビーテックニュース

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模範的な塗装とは・・・。

2015/03/01

3月1日(日)大阪産業大学に於いて、自動車修理「鈑金・塗装」の技術向上を目的とした「動作測定実験」が行われた。

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その模範的な塗装でビジレンビーテック東大阪工場のベテラン塗装士「中村益己氏」が協力をした。中村塗装士はこの道「20年」のベテラン塗装士で、毎日ビーテック東大阪工場で塗装士として働いている。「常にコスト意識を持って仕事に取り組んでいる」と言う彼の塗装の動作をコンピューターで記憶させて、見習いの塗装士と何が違うのかを科学的に理論づけるものである。

学校から用意された防塵服にセンサーを数十個(1個2000円前後)とりつけて、また塗装ガンを握る指にまでセンサーを取り付けてどのような動きをしているか、新人塗装士と比べてどのように無駄やムラがないかを測定するようだ。

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指先にセンサーを取り付けてその上から防護手袋をつけて完了↑↑

IMG_0691⇇コンピューターのセッティングもOK!

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頭から足の先までにセンサーが取り付けられて準備OK!

IMG_0692⇇塗装ブースに入る前にポーズ

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準備完了の合図でセンサーとコンピューターをセッティング、実験官の合図で普段通りの塗装を始める中村塗装士、少し緊張気味かもしれない。

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用意された塗料の量も同じで、上塗りする回数も同じでしっかりと色を塗らなければならない。余らせてもダメ、足らなくなるのはもっとダメ。この動作測定を見て学生達が、如何にベテラン職人は「無駄なく、無理なく、ムラなく」体の状態を保ちながら、塗装をするかを調べるようだ、当日は業界紙の記者も取材にくるほど大々的(公式)に行われたようだ。一連の作業が終わった中村塗装士、「普段着なれていない防塵服と塗装ガンなので少し緊張してしまったが途中からは普段通り仕上げることが出来た、20年ほど実務で経験してきたことが今後の塗装士の卵達の役に立てるのなら何時でも協力するよ」と少し安堵感をもってマスクを外した。

IMG_0699⇇ マスクを撮り素顔は少し疲れた様子。仕事の時も何時も感じるが塗装をしている時は仕上がるまで本当に真剣勝負であるので全身に疲れが残るという。何事にも真剣にならないといけない一瞬、一瞬がある。この姿に憧れて「自動車塗装士」を目指す方がもっと増えればいいと感じる。(撮影:松岡BP統括部長/編集・文責:辰巳)