ビーテックニュース
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巨匠が塗る!
2015/09/08
ビジレンビーテックには「ペイントの巨匠」がいる。1級塗装士(国家資格)の検定員を9年間も行い、補佐も入れると26年も大阪府の塗装士の育成に携わっている、昨年の11月には「松井大阪府知事」から「感謝状」も授与された、正しくペイントの巨匠。しかし、その技術を目の前でみることはあまりない。ビーテックスタッフも困った時に指導を受けるくらいで、実際に塗り上げている姿はそう再々観れるものではない。本日は塗装士が一人「公休」でお休みをしているので、「わし、一台助けたるわ!」と一言。それを聞いたビーテックニュース編集長の私はカメラを手に取り密着取材をさせて頂いた。
丁寧にマスキングしているところから入らせてもらった。いつもは明るく良く喋る「松岡BP統括部長」だが一旦仕事に入ると、真剣な目つきで淡々と進めていく。
3カ所の「ブロック塗装」、右フロントドアー・右リアークォーター・リアーゲート。元々の車の色を尊重して仕上げていくのが技術の見せ所と言う松岡氏。
始めて見ます!松岡部長の「防塵服に塗装マスク」、ベース塗料を一気に吹き付けるかと思いきや、ポイント、ポイントに「シュー、シュー」と吹き付けて色を止めていく。殆ど塗料を使っていない。時間にして「5分」もかかっていない。
「え?これで終わりですか?まだ全然塗れてないですが・・・」とついつい質問してしまったのですが、「だから言うてるやろ、修理は小さく小さくするのが基本、広げて塗ってしまうと本来の車の塗装が死んでしまう。まぁ黙って観とき」(松岡氏)
⇇塗装ガンには殆どベース塗料が残っていない、まるでカクテルを作ったかのようにきっちりと使用する分の塗料しか作らない。そのあとのガンの手入れも入念におこなっている。
続いてクリアー塗装に移る、溶剤と硬化剤を混ぜ合わせて、ガンの中に・・、これもカクテルのようにピッタリとガンのカップに入るだけを作った。
⇇後ろでは、兵頭塗装リーダー(1級塗装士)負けじと調色に入っている。「何時かは松岡さんを追い越すよ!」(笑)、いつも「ポジティブ」な兵頭塗装リーダーはビーテックにとっても頼もしい存在だ。
クリアー塗装で仕上げ開始、この作業スピードは素人の私が見ていても「早い」と感じた。リアーゲート⇒リアークォーター⇒フロンドドアーまで一気に塗り上げてしまう。少しの時間をおいてもう一回。
ピッカピカに仕上がった塗装面の肌。「凄い」
何故か「ピースサイン」バッチリと言う合図なのか??
本日、一番の「どや顔」仕上がりに満足!「ほな、最後の仕上げにいくで」
「よっしゃ!終わり!ちょっと見とってみクリアーが落ち着いてきて、すごい光沢が出てくるから・・。」
「凄い!」少し写真ではわかり難いですが、凄い「光沢」が出てきました。さすが「巨匠」しかし、仕上がりもともかく作業時間の短いのにはもっとおどろいた。
後は、塗装ブース内で、60℃で「20分」焼いたら完成。さて、事務仕事に戻ろか!ふぉ~、忙しい。⇇松岡統括部長の個人専用塗装ガン。どことなく年季を感じる。武士でいう「刀」のようなものだろうか。
<編集後記>ビーテックニュースとしても、何時かは松岡巨匠の塗装姿を観たいと思っておりました、若手塗装士に色々と教えている姿はみるものの、正直塗っている姿は今回初めてみせてもらった、ビーテックニュースでも始めて掲載されるのではないだろうか?「どんな状況下においても職人は「言い訳」をしてはならん。手直しあってもいい、自分が納得出来るまで戦う。その失敗を指摘されたとき素直にやり直す、しかし腹の中では「悔しさ」を滲み出さなければ進歩はない。妥協した時点で職人は終わり。」と松岡統括部長は熱く語ってくれた、同然「どや顔」で・・・。(撮影・編集・文責:辰巳寛一)
【完成仕上がり】その後、室内の掃除と洗車をして「オゾン除菌・消臭」をして、お客様の元へ。
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