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ビーテックニュース

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スタッドレスタイヤの恐怖・・・!

2016/05/10

WGが明けて、重たい体を引きずっての出勤を余儀なくされている。暦通りの方々も6割以上のかたは飛び石での連休となった筈。今週からは本格的に稼働し始めたとき「雨」が続いている。

どうしても雨が降ると「交通事故」も増えてくる。そんな中、ビーテック東大阪工場に「レッカー」で大破の車両が搬入されてきた。運転手の方もそのレッカーに同乗してきて、ビーテックでレンタカーを用意していたので乗り換えて仕事に戻るとのこと。

IMG_0001  IMG_0003IMG_0004車両の前面が大破している、エンジンも脱落していて、バッテリーはまだつながったままだ、これは発火の原因にも繋がるので即座に外す、これは基本中の基本。

ドライバーさんに一連の手続きを済ませて頂き、事故の状況を聞くことにした。午前中は雨が降ったり止んだりで時折強く降っていた、阪神高速道路も結構空いていたので何時もよりスピードは出ていた、しかし急にハンドルが操作不能になり側壁に当っても止まらない、これは車に異常が起きた!と判断して減速し同時にブレーキもかけたが全く効かない・・・。そのまま中央分離帯に激突!エアバックが「ボン!」と開いて漸く止まった。(ドライバーさん:こんなに車が止まらないとは思いもしなかった、もうダメかと思った・・・)と語る。

改めて車を見に行くと、「スタッドレスタイヤ」がまだ装着されていた。それも結構古いタイプの5分山ほどのタイヤだった。

IMG_0002雪道では効果を発揮する「スタッドレスタイヤ」が最近は普及してきたが、3シーズンほど使用したら、そのまま「夏場」をこのスタッドレスタイヤのまま走行して翌冬には新しくスタッドレスタイヤを装着する予定だったとのこと。(節約)

一見、まだまだ山は残っているが、来冬の雪道には使用できないのでどうせなら、夏場も続けて使う方も最近は多い。

しかし、夏場のスタッドレスタイヤの使用は非常に危険を伴うことを把握して運転をして頂きたいのである。乾燥している路面でも夏用タイヤに比べると格段にグリップ力は低下する。

ましてや、ウェット面(雨降り)の場合は水はけも悪く、少しの抵抗でスリップしてしまう。最近のスタッドレスタイヤは「タイヤノイズ」も低いので、運転中はスタッドレスを履いている感じがしない。真っ直ぐの道でも急にハンドル操作が出来なくなり、得に高速道路などでは何処に走っていくかわからない。この時期冬場のスタッドレスタイヤをそのまま使用されるのであれば、十分に安全運転を心掛けて頂きたい。エコ・節約の観点からも夏場にスタッドレスタイヤで履き潰すことも大切だが、それ以上に大きな損害を被ることになりかねないことも頭に入れておくことも大切だといつもこの時期に思う(文責:辰巳)