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どこまで迫る「NHK受信料」(レンタカーのTV視聴に問題)
2016/09/17
昭和30年代から急速に普及した「三種の神器」(テレビ・洗濯機・冷蔵庫)、その中でもテレビに関しては、各家庭でのお茶の間の必需品として進化を遂げて来た。TV局から発する公共の電波で、様々な情報が一般家庭に「映像」として流れてくる。民放局は其々の番組に「スポンサー」が付き、番組の合間、合間に「コマーシャル(CM)」が流れて、そのスポンサー料で番組制作がされるので視聴者への受信料は必要ない。
ただ、唯一「NHK」に関しては国営放送ではないが、一切のスポンサーが無いのでテレビの購入と同時にNHKと受信料の契約もされる。コマーシャルが一切ない放送局なので、皆さまの受信料で成り立っているのはご承知の通りだと思う。
時代は流れて、テレビの普及が一家に1台が、「2台、3台」となり、昨今では携帯電話や「スマホ」にもテレビが映るようになってきた。気軽に手軽にテレビが自宅だけではなく、外出先でも観れるようになったのもここ10年位前からではないだろうか?
テレビ付自動車が出て来たのも随分昔の話・・・、大きなアンテナをルーフの両サイドに取り付けている車を見て「お!テレビ着きや」なんて羨ましがった懐かしい時代もあった。
ここで問題になっていたのが「NHKの受信料」である、その頃の考え方としては車にテレビを着けられる方は当然自宅にもテレビがあるという解釈で重複しての受信料の支払いはしなくてもいいことになっている。
しかし時代は更に流れて、若者の「車離れ、テレビ離れ」から、世の中ネット社会になり家庭(自宅)にテレビが無いが携帯やスマホでのテレビ視聴をされる方も増えて来たという。
そうなると、NHK受信料は必要になってくるだろうと、検討を始めた。過去よりホテルなど部屋のテレビには既に1室に一台のテレビがあるのでその部屋数に応じての受信料を徴収されていると聞く、それは当然利用者の宿泊料に含まれていることになるが、その延長なのか「レンタカー業界」にも波及してきた。
つまりは、現在ビジレンン・グループのレンタカーは1.600台以上保有、その殆どに「ナビ」が装着されている。そのナビ機能の中にテレビチューナーもあり、走行中は観れないようにしているがテレビ付レンタカーになるのである。
そこに忍び寄る、「NHK受信料」・・・。ホテルの部屋数のように、レンタカー一台、一台に「NHK受信料」がかかってくるようだ。ビジネスレンタリースとしては「1.600台」の台数だが、もっと大手のレンタカー会社はかなりの負担を強いられることになる。ホテルのようにレンタル料の一部に転嫁して気持ちよくテレビ視聴して頂くか、ナビはそのままでテレビを観れなくする(アンテナを外す)、のが良いのか????一部の大手レンタカー会社は早くもテレビを観れないようにしてNHK受信料を払わない方向性になったようだがレンタカー利用客様からすればどうなのか?
全国的にまだNHK受信料を支払っていない方も多いと聞く中で、徴収出来るところから徹底的に・・・、忍び寄る「NHK受信料」これからどうなっていくのか注視して行きたい!(文責:辰巳寛一)
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