最近の車は「個性」が無くなったように感じる・・・、「俺は日産派やな」、「俺はトヨタ派」やな、等々昔は良く言い合ったものだが、最近は各メーカーが共同開発などでメーカーのエンブレムが変わるだけで車名を変えて各メーカ同じ車を売っていることが多くなってきた。

当然、メーカーに対するこだわりもそこには無いように思える。それならボディーカラーで個性を出せばどうだろう・・・。ワンポイントの塗装をオリジナルで施すだけで自分だけの車のカラー個性が出てくる。

今回は「日産ディズ」（ブラックＭ）

　　　

　　　

ノーマルカラーでも十分にカッコ良い車であるが、人気車種であるがため街中で同じ車とよくすれ違うことも多いし、集合パーキングでは同じ車が真横に並ぶこともある。仲間だ～と喜ぶ反面なにか複雑な気持ちに・・・。そこで少しアクセントをつけて欲しいとビーテックに依頼が入った。さりげなくシンプルにとの要望だ。

　　　

第一のポイントは「サイドミラー」、プジョーの「レッドパール」（カラークリアー使用でまとめた。

　　　

　　　

細かい所にアクセントをつけた。テールバンパー下部の反射板の周り、フロントグリルの下部の両サイドにもアクセントをつけた。全体的に引き締まって見える、今回のこだわりの一つ！それは燃料キャップの縁取りの部分にもアクセントをつけた。（写真下）

写真では少し見え辛いが、これが非常にさりげなくインパクトがある。ボディー本体側の内側に５ｍ/ｍのラインをペイント。使用者の方が女性である為シンプルにまた可愛くアクセントをつけた。仕上がりを見た使用者の方は想像していたイメージを遥かに超える仕上りに大満足！世の中に一台だけの「日産ディズ」の誕生。「ご用命ありがとうございました」

＜編集後記＞

今回取材させて頂いたお車の持ち主は、なにかアクセントをつけて欲しい、ミラーカバーの色を変えてもらえたら変わるのではないでしょうか？など相談をうけました。ブルーＭにするか悩んでおられましたが、やはり女性なのでお洒落な「赤」にしましょう。後はお任せしますとのことなので、当社塗装の名士「松岡統括部長」がレイアウトをしていった。さりげなく前後左右にポイントをつけていった。「ご予算は総額50.000（税込）」とのこと。

私達の主な仕事は、事故車を復元させるのが本業でありますが、今回のようにアクセントをつけるなど「オリジナル性」をさりげなく協調することも得意としている。これからもこのような仕事が増えてくるのではないか？と考えている。（取材・編集・文責：辰巳寛一）