先日、事故で入庫してきた「ジャガーＸＪソブリン」、右の前を損傷したのでビーテックでの修理依頼が入った。お客様はこの車を生涯大切に乗られる、今回の修理箇所だけが綺麗になるのは気に入らないので「全塗装」の追加依頼が入った。

仕上がってきた車を見て、工場内でも「おぉ～、やっぱり綺麗な～」深みがあるし重厚感がある。入庫して来たときは経年劣化でボディー全体が少し色あせていたが、１３年も経過しているので当然だろう。

オーナーも今回の修理を機会に「全塗装」を依頼してきた気持ちがよく分かる。

　　　

最終仕上げをして、「納車準備」。

今回は、この輝きを少しでも長持ちするように「ボディーガラスコーティング」も施した。より深みが出る輝きを見せた。敢てこのジャガーに乗られる方はそれなりの想いがある。乗る楽しみと手入れ（洗車）をする楽しみもジャガーオーナーの一つかもしれない。この美しいボディーは少しの間見とれてしまうほど。

今回全塗装を担当したのは、「津村（一級塗装士）」塗料は外資系「旧デュポン（アクサルタ）」を使用。磨き（ポリッシュ）作業は殆どしないほどに美しく塗り上げた。ボディーコーティングは「松岡ＢＰ統括部長（技術指導）」が担当、修理（鈑金）は「迫田東大阪工場長（ＢＰグランプリ近畿南ブロック入賞者）」が担当した。

オーナー様もこのジャガーも明日の再会を楽しみにしていることだろう、私共としても最終のチェックを入念に行い明日の納車を楽しみにしている。

最近「全塗装」をするお客様も少なくなってきたが、ﾋﾞｰﾃｯｸには何故かこの全塗装の依頼が定期的に入る。修理工場（病院）にも色々ありますが、美容整形も治療のひとつと考えるともっと個性的な車もカラーリングで決まることも多い。当社の出張見積カー「バントカー」も、人目を引く(笑)。