自家用車の乗り換えは、平均して７年～８年と言われている。最近はその期間も長くなって１０年近くなってくるだろう・・・、その分新車に乗り換えた時は「ワクワク」。家族全員の気分も高まり「新しい愛車」を迎え入れ、週末にはドライブなど楽しむ機会も増えてくる。

本日のお昼過ぎに、今年の３月に新車購入して、まだ「６ヶ月」しか乗っていない、まだ「3.000ｋｍ」しか走っていないお客様が「暗い顔」してビーテックに入ってきた・・・。

　　　

真新しい「日産、ディズルークス」軽自動車でも最近は新車で「140万以上」はする。色は人気のパールホワイト。「どうしたんですか？」と伺うと、「気が付いたら、ボディーに黒いペンキのようなものが塗られている」、シンナーで落そうとしても「カチカチ」に固まって解けない、これ以上擦ったらボディーを傷めてしまうと思って相談しに来たとのこと。

　　　

　　　

　　　

「うわ～、ぐるり一周全部やられてますやん」、それも特殊な硬化剤が入ったペンキを容器にいれて、飛ばした感じでカチカチに固まっている。（コールタールのような・・）コンパウンド（磨き用）で擦ってもまったく落ちない。

これは、時間をかけて少しずつ取って行かなければ無理かな？それがダメなら、塗装をするか？いやいや何れにしてもかなり高額な作業になってしまう・・・。車両保険を使うしかないかな？？お客様と一緒に悩んでいたら、「塗装（シンナー）を知り尽くしてこの道４５年！」松岡統括部長が登場・・・。「ちょっとやらせてみ」、なにやら容器に入った溶剤と、「ヘラ」を持ってきた。

まずは、塗装部分ではない所で試す。「お、行ける！」ヘラで、す～っと剥がすように、めくるように。みんなが「お～」。

　　　

　　　

「凄い！」ピッカピカ！まったくキズも付けずにペンキだけがはがれた、「その溶剤はなに？」、これは「塗装を知り尽くした者にしか作られへんよ・・・」と、完全「ドヤ顔」。

　　　

あれよ、あれよと言う間に「ピッカピカ」１時間もかからない。元の新車に蘇った！　　　

 

このプレートが一番神経を使ったらしい。普通なら新しいプレートに変えるしか方法がないものを・・・。

実は別の所に持って行ったら、腰下部分の塗装で「安く見積もっても２５万円」と言われたとのこと。今回の修理費は全て込みで「３万円」で良いですよ。新車の塗装もそのままだし最高の出来だ！

しかし、こんな「いたずら」を何故するのだろう、きちんと駐車場に停めていたにも関わらず・・・。お客様もビーテックに入って来た時の顔とは全く別人のような笑顔で「ありがとう！」。

いたずらをした者に「ざまぁ～みろ！」と言ってやりたい。しかし、このイタズラ用にペンキを用意しているのだろうか？悪質になってくるいたずら・・・。被害が最小限に抑えられて本当によかったですね。

あちらこちらに防犯カメラも設置されて来たので、もしかしたら犯人は捕まるかもしれない。平和な時代は徐々に崩れ始めている、自分の身は自分で守るしかないのだろうか？？（文責：辰巳）