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ビーテックニュース

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「謹賀新元号」令和のビーテックは棚造りからスタート!

2019/05/02

厳かに平成天皇陛下が令和天皇陛下に譲位され、「令和」の時代がスタートしました。「譲位」・・・、という言葉を使われている新聞もあり、調べてみると「譲位(じょうい)は、君主が存命中の間に、その地位を後継者へ譲り渡す行為」(Wikipediaから引用)とありました。譲り渡す者とそれを継承する者それぞれに大変な覚悟があります。2.600年以上も続いている日本国天皇制度を継承するのですから想像すらできません。

私達勤め人にも「引継ぎ」というものがあります。引き継ぐタイミングも大変重要であり更に大変なのは「技術」を引き継ぐことも技術職の方々に課せられたものです。それは企業の品質に直結することであり「あそこのラーメン屋さん、代替わりしてから味落ちたな~・・・」という会話は良く聞きます。そのようなことの無いようにしっかりと引継ぎをしなければなりません。

そんな中、ビーテック東大阪工場では工場内の壁面を利用した「棚」を作成することにした。

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工場北側に面する壁。これは修理の為に外された部品を一時的に保管するスペースの確保が「TUV(テュフラインランドJP)」の監査基準で必須項目である。いままで業界の永き習慣で外された部品の多くはその車の室内に置かれていることが多い。しかしお客様目線になった場合、車の室内はある意味プライベート空間でもあるので良い気はしない。とは言うものの工場の床に置いておくのもリスクが高い。そこで車別に棚へ保管するのがベストになる。

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制作者はやはりこの方・・・「東大阪工場:迫田工場長」。ホームセンターで鉄のアングルを購入して組み立てていく、「『令和』の始めの仕事が棚づくりとは・・・、私しゃいったい何屋さんや??」と言いながらもドンドンと組み立てていく。(こんな人間が家におったら便利ええやろな~・・・)

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さ~、得意の溶接が始まった。日頃は自動車の骨格部分の溶接などを長年やってきた「ビーテックは溶接技術でガッチリ!」といきたいが、最近では大破の修理車も多く無くガンガン溶接をする機会が少なくなってきているので「水を得た魚」のようにバチバチバチと火花を散らす迫田工場長(Mr.アークマン)。

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あっと言う間に外枠を組んでしまったが水平器も無しで大丈夫か?と引取から帰って来たロジスティクスチームの「濱氏」が手伝いに入る・・・・。確か~・・・スマホに「水平器」があったような。

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うぉー0°「縦・横」共に全く傾いてませんわ!凄いな~。その時の迫田工場長の「どや顔」もしっかりシャッターに入っているがあまりにも「どや顔」なので公共に出すことは控えておこう。そこからは急ピッチで作業スピードもMAXに!なっていくのは言わずとも知る人ぞ知る・・・。

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IMG_1423「ごめ~ん、940mm一本切って!」「あいよ!」

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IMG_1426出た~、得意のガス溶接。アングルの部分が壁のボルトに緩衝してしまった!それを逃がす為にその部分をカットする。(此処は迫田鉄工所か?)

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もう人が乗ってもビクともしない強度!(凄い)。

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IMG_1434棚床のベニヤ板をカット!ここまで来たら大工さん??

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後片付けも作業には欠かせない。「なんで自動車の鈑金塗装工場に木くずが出るねん!(迫田工場長)」まぁ細かいことは気にしない。

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完成がこちら・・・。「D・I・Y(Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)」専門家ではない者が「自分でやる」ことが最近流行している。ホームセンターに行けば殆どの物が揃う、しかし今回はかなり手の凝ったものであり「アーク溶接、ガス溶接、グラインダー等」の機材を自在に操れないと絶対に出来ない。

ん??なにやら左の棚にもう一つ棚が付いている・・・。

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IMG_1444「♬ま~!なんという~ことでしょう~、部品棚にパテ置場が設置されております~♪、鈑金職人さんが計りで計測しやすい高さに合わせた気の配り用~♪♬」何処かで聞いたようなセリフ・・・・。この溶接技術や感性など若手職人などは大いに引き継いで頂きたいものです。

<編集後記>:改元に伴う大型GWに、兼ねてから気になっていた「部品棚」が予定通り完成しました。身の回りでも、あったら良いのにな~、これはやっておかなければ!、等々様々なことがありますが、その多くは先送りにされております世の中であります。いつもいざと言う時に「やっておけばよかった!」と反省することが一番やってはいけないことでありますが、結構会社でもご家庭に於いても多くあるのではないでしょうか??ビーテックでは令和の時代は「先送り禁止!」、これはやらねば!と思った時に即時やっておく!と決めました。

※最後にこの連休中に交代で出勤して頂いているスタッフにはこの場をお借りしまして感謝申し上げます。

『令和元年!ビーテックも元気よく7日から通常営業!頑張ります!』(撮影・取材・編集・文責:辰巳)