ビーテックニュース
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ヘッドライトの「くすみ取り」税込み1万円でいいよ!
2019/05/09
何時からだろうか・・・、自動車のヘッドライトがガラスからプラスチックに変わったのは・・・。複雑なデザインにも順応できて透明感もガラスより格段に上。ヘッドライトデザインも多岐にわたっている。
そのデザインは大きくボンネットやボディーと一体化しているものが多いことが気になる。常に過酷な状況下にされされているボディーは新車から下地塗装・カラー塗装・クリアー塗装が施され3コートや5コートされているのでケアをしていれば大きな劣化による「くすみ」は無い。
しかし、プラスチックは「紫外線による劣化」が使用状況にもよるが5年くらいで「くすみ」が出てくる。軽傷の場合はコンパウンドで磨けば少しはマシになるが表面の劣化が激しいものは洗車をしてもコンパウンドで磨いても全くとれない。もう一つの問題は最近のヘッドライトは「高価」であるのも問題視されてます。片側1個が「5万円~10万円」が当たり前、中には「10万円~20万円」するのも珍しくない。これは簡単に交換できる部品ではない。洗車好きなオーナーがピカピカのボディーにしてもこのヘッドライトの劣化だけはどうすることも出来ない。
そこで、磨きの達人「ビーテックのMr.ポリッシャーマン」松岡統括部長(この道45年)。色々と試して来たがどうしても納得が出来ない。市販されている商品も色々試してみた。最近では2.000円前後で簡単に仕入れることが出来るが素人が手を出すと「失敗」するケースも多いという。その商品を使い、少しの工夫を今までの経験で完成させた。
今回モデルとなったのは登録から6年が経過している「ボルボV60」写真では少し見辛いがヘッドライトの上部にうろこ状に「くすみ」が出てきている。このヘッドライトの値段を調べると部品だけで「130.000円」高っ!
施工前のマスキングは基本中の基本。早速「オペ」が始まる。その後手にしたのは「ペーパー」。(え?それでどうするの??)
一気に磨き上げると全体に白く濁ってくる、「くすみ」あるのは上部だけだったのに・・、大丈夫か??
お昼の休憩中だったので、迫田工場長が「へ~、そんなキズつけて大丈夫?ワシにもやらせて」と。「あかんて、そんな力いれたら!均等に磨かないと失敗するで!」と松岡先生が。
そんな力任せに磨いてもあかんと、最後の仕上げは松岡先生が・・。「よっしゃ!でけた!ええ感じやこれで業者がもってきたコーティング剤を塗りこむだけや!」
凄い!職人達も「お~、やっと完成しましたね、時間があったら色々と試してましたもんね」お客様の車に無料で施工させて頂いていたことが実を結んだ瞬間だった。
さて、気になるお値段は??松岡先生!「そやな・・・、前にメッキグリル加工が10.000円やったし、今回も10.000円で良いよ、それも税込みや!」(かなりのどや顔・・・)
編集後記>:今回取材をさせて頂き工程の一部始終を見せてもらいましたが、途中で「え??」と思うことが多々ありました。「この工程が大事やねん!素人さんでは中々出来ないやろうな・・・」とこれまた「どや顔」。この作業は実際に車を見た上で、施工出来る出来ないが判断されるので「来店して頂くしかない」。1時間前後の作業なので美味しいコーヒーを飲みながら待って頂いている間に出来る、とのこと。また車検時や事故修理の際に声をかけていきたいと熱く語っていた。(完全予約制)
<取材・撮影・文責:辰巳寛一>
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