4月8日に「緊急事態宣言」が発令されて既に「2カ月」を超えた！各都道府県またその市町村から自粛要請が伝えられ会社関係から個人生活まで全員で取り組んだ結果、医療崩壊にもならず現段階では収束に向かっている。これだけ人も車も動かない「GW」など見たこともなかった・・・。

また、営業活動にもかなりの影響が出た！営業活動の半分は「表敬訪問」で、たわいもないことをお喋りし、「じゃ、これからも宜しくお願いします！」と人間関係を作っていく。

後の半分は、商談営業。色々な企画書を持って行き、契約締結まで通い続ける。この活動がこの２カ月以上全く出来ていない・・・。相手先様も「いまはちょっと・・」などで断られる。接待飲食なんてもってのほか・・・。３月～４月には大手企業は人事異動の季節・・・、４月には新任の責任者などが各部署に配属着任する。営業マンにとって一番訪問しなければいけない時期に自粛！。やっと、やっと５月中頃から段階的に自粛ムードが解除されて来たので、早速訪問のアポ取りに電話をするも、「いやまだご挨拶訪問はお控え頂いております・・・、せめて6月に入ってから・・」

６月に入り、やっと訪問のアポが数件とれた、しかし！「辰巳さんは、よ～喋るからマスクだけではダメですよ！フェイスシールドもして来て下さいよ(笑)！」と冗談で言われながら・・・。久しぶりの訪問なので少し緊張気味で当日を迎えた。色々な企業情報は用意して、雑談の中に交えていくのが辰巳流の雑談営業方法(笑)。ポイントは５分で後25分の雑談が「30分で、一講演(笑)」。しかし、何かインパクトは無いか？今回の「コロナ禍」で皆さん元気がない筈・・・。フェイスシールド・・・。これや！と、早速事務員さんにお願いした、クリアーファイルに紐を通して「ハイ！出来上がり」。よし！「行ってきま～す！」

胸ポケットには、クレベリンを差し、マスクにお手製「フェイスシールド」事務所の中は「大爆笑」（頭も気になりますが・・・）。上部には「フェイスシールドです！安全です！」と書かれ下部には「ビジレンビーテック 辰巳」と書いてある。中には「辰巳さん(笑)、ほんまにそれで行くんですか？」と言われたが「アホ！営業マンは笑われてなんぼや！お客様の喜ぶ顔が目に浮かぶわ(笑)」と出発。

受付で、ご担当者様を呼んで頂き、商談スペースでこのシールドを付けて待つこと３分、息苦しい・・・(笑)。やっとご担当様が来られ、いきなり「爆笑！」、やった！ツカミはOK！「どうも！ご無沙汰しております！」と、スムーズに話が始まり、要件ポイントを5分で済ませると、息苦しい「あの～、そろそろこのシールド外しても良いですか？」と。「わっ、ゴメン、ゴメン外して、しかし何か仕掛けてくるな～」、いえいえ・・・「60才を目の前にしてこんなことしたくないですわ！ほんま。でも喜んでくれてよかったです、元気になりました？」の質問には「ほんま笑ろたわ～、最近そんな営業マンおらんようになったな～、やっぱり来てもらってよかったわ、元気出たわ！ありがとう」。よっしゃ！成功、成功。「記念にこのシールド、プレゼントしましょか？」、「いらん！」。

＜編集後記＞：今回、このフェイスシールド営業・・・。お客様のツカミはOKで今後もこれで当面はお客様に元気になって頂こうと思いました。しかし、5分も喋ると「息切れ・・・」。声も通らないので少し大きめに・・・。結構な体力を使います。TVで医療従事者の方が、もっと優れたフェイスシールドだとは思いますが、かなりの負担を強いられているかと感じました！マスクをしてシールドして、防護服着て動き回り、色々な治療や看護をしている。私達に出来ることは感染を防いで、医療従事者の皆さまに敬意をはらい、関係者皆様の負担を減らすことでもあると、今回実感しました。間違っても医療崩壊などはこの日本では起こさない、起こさせない！「いまもこの時間もコロナウィルスと戦って頂いております、本当にありがとうございます！」（文責：辰巳）