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ビーテックニュース

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ビーテックは「特定整備」認証工場!

2020/11/06

この程、ビジレンビーテック㈱の各工場「門真工場(BPセンター)」・「八尾工場(民間車検指定工場)」そしてここ「東大阪工場(BPセンター)」も、特定整備工場の認証を正式に受けた!!!。

IMG_4337近畿運輸局から、授与された「認証書」・・・。なんか重みがない・・・。

IMG_4336今までのプレートがこちら。

IMG_4335そして、こちらが新しくなったプレート。「自動車特定整備事業」となっている。一見すると何ら変わりない・・・。しかし、この特定が付くと付かないでは大きな違いがある。

IMG_9510こちらは「門真工場」の認証プレート、若草色。これは「原動機(エンジン)」関係の分解整備まで行える工場という証。

IMG_3731ビーテックニュースでも何回も取り上げさせて頂いておりますが。今販売されている殆どの新車に標準装備されている、「衝突安全電子装置」(所謂:自動ブレーキ等)。輸入車などは数年前から既に標準装備されている、確かにこの装置は素晴らしい効果を発揮しており助けられたオーナーも少なくない。しかし!このような先進安全電子機器装着車でも事故をする時がある、そのような時にその「電子機器」が正常に作動するように修理が出来るか?また、正常に作動しているかのチェックが出来るのか?

2019年に閣議決定され、2020年から法律施行された「特定整備」認証制度は、その電子制御装置の車両を分解・組付けしても宜しい!とのお墨付け頂くものである。分解・組付け作業をした後で正常に作動しているかの計測作業を「エーミング作業」という。日本国内に於いて昨年から自動車整備事業者に対する講習会や説明会が何回も行われており2020年4月からの認証取得の準備に入った。

また、4年間の経過処置があると聞いており、少しは「のんびり」構えていたが、「経過処置」とは今年3月末までにその作業を行っている事業所(工場)が、認証を取得するまでの期間も作業を継続して出来るという意味と聞き、ビーテックでは今年3月までに、数台の作業を行い記録簿に残し、エーミング作業も行った。

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いまや、軽自動車の貨物車にも装着されている。この車両はフロントガラス交換である。フロントガラスには双眼カメラがしっかり装着されている。しっかりと前を向いているか「脇見していないか?」の計測を実施した。

4月に入ると「いの一番」に取得しようと、整備主任者の資格を取得する為、有資格者(二級自動車整備士又は車体整備士)を資格試験に申し込んだ・・・。しかし・・・。

今年4月から日本国内は「緊急事態宣言下」、この忌々しい「中国武漢ウィルス感染」により、あらゆる経済が停止。全てのイベントが中止!当然整備主任者の資格試験も延期。やっと7月、8月より感染対策の為少人数で行って頂いた。ビーテックの技術スタッフは殆どが「有資格者」なので全く問題なく試験にも合格!頼もしい限り。その全ての書類を近畿陸運局に提出したのが9月・・・。そこから待つこと約2カ月・・・。やっと「認証書と認証プレート」が届いた。早速工場入り口に「旧プレート」と張り替えた。

IMG_4340正面玄関の、「TUV(テュフ)認証工場プレート」の上に張り付けた。これで、ビジレンビーテック㈱は「特定整備」認証工場となった。

ビジレングループ代表の西村社長は「認証はあくまでも、運転免許のようなもの!免許は持っているが、運転の上手い方、そうでない方、様々です!今回も苦労して取得した免許取得・・、この近畿運輸局から頂いた認証(免許)に恥じない!また何処の工場にも負けない最新設備工場であり、誰にも負けない技術者であってほしい!認証はあくまでも通過点!」と熱く語る。(取材・文責:辰巳寛一)

<編集にあたり・・>:この度、「特定整備」認証取得に伴い、お付き合いのある取引業者様には色々な情報を頂き、この場をお借りしまして感謝申し上げます「本当にありがとうございました」自動車メーカーは100年に一度の大改革!こう言った「先進安全電子制御装置 等」を付けて、「より安全に・・・」「より安心に」運転出来る車を開発して行かれます。しかし、その車を整備する我々のような「修理工場」がついて行けているのか?一抹の不安を感じます。その為にビーテック東大阪工場に併設する倉庫で「エーミングセンター」を創設した!

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1SET、数百万円もする、全車種対応型の計測機器の導入!、充分な計測場所のスペース確保!がエーミングには必要である。メーカー系のディーラーもそのスペースにも頭を悩まされていると聞きます。自社のお客様の作業だけで「いっぱい、いっぱい」・・・、我々一般の自動車修理工場がお願いしても「2日~3日」待たされることも多い。

国はこの現状を把握しているのか?来年(2021年)の秋には、この「先進安全電子装置」が全ての車両に装着義務となり保安基準部品となることが決まっている、となると同時に3年後に控える車検などの検査項目に加えられる・・・。なるほど!だから4年後までに、この「特定整備」認証を取得するということなのか・・。自動車整備業界と鈑金塗装工場(自動車車体整備業界)も100年に一度の改革が必要になる。どんどん進化する自動車、整備工場も進化が問われている・・・。