2020年は忘れられない年になった。中国武漢市から一気に世界に広がった「新型コロナウィルス」による「禍（わざわい）」。日本の経済も完全に止まり、街中から「車や人」が消えた。「感染により犠牲になられた方々には心よりご冥福と哀悼の誠を捧げ、今も尚罹患し治療をされている方々に対しお見舞い申し上げます。」5月15日には「8府県」以外で「非常事態宣言」を解除した。

各自治体も、自粛要請を段階的に解除していき少しずつではあるものの外食産業なども動き出し「元気な日本」、「元気な大阪」を早く取り戻したい。

しかし、これだけのダメージを受けたことで、今後の考え方や見かたが変わることは間違いない。色んな飲食店でもデリバリーが盛んに行われているのもその一つ、食材の宅配業者等も大忙しという。

我々自動車整備工場も、昔から「出張メンテナンスサービス」がある。契約内容でスケージュール点検（簡易点検）などをお客様の指定される場所まで行って必要に応じて「オイル交換」まで行われる。それがビジレンビーテック八尾工場所属する「メンテナンスチーム」である。

　　　

これが、「メンテナンスカー」。東大阪工場に点検対象車両が停まっているとのことで巡回途中に点検してもらうことにした。

到着し、点検対象車種に間違いがないか、念入りにチェック。今から「オイル交換と簡易点検に入ります」と、本部八尾工場に連絡するのは「メンテチームの平山（二級整備士）」。

後部荷室には、ビッシリと点検工具が積まれている。さながら移動式整備工場とでもいうべきか・・・。

サイドのスライドドアを開けると、オイルエレメントがビッシリと。殆どの車種に合う消耗部品が積み込まれているという。さ～、作業開始！

　　　

この日は、気温も27℃を超える夏日で、炎天下での作業はかなり辛い、しかしこれから夏本番、その前に梅雨を迎えることになる。雨風を防がれる工場の有難さを日々感じると「平山整備士」。

そこへ、やって来たのが東大阪工場の「迫田工場長（通称：鬼軍曹）」。

お～い、平山君！もう少し整理整頓せなあかんで！また、工具が汚れとる！こんなんでええ仕事がでけへんで！と厳しく指導される・・・。（すいません！朝から3件回ってきてまして、工場に帰ったら毎日綺麗にして・・・）「言い訳せんでいい！」

「ハイ！すいません、すぐ整理します・・・、おっとっととと、工場長危ないですよ！廃油捨てます！」

　　　

結構汚れてましたね！廃油入れに空のペール缶を２缶（20L）用意しているが、平均１台に４Lほどのオイルが抜けるので５台分となり、日によっては10台前後のオイル交換が重なれば一旦工場に帰らなければならない。

外車専用オイルも積んでおり、装備は完璧なメンテカー。エレメントも変えているので4.5Lは入るなぁ・・・。

　　　

ん？ちょっと足らんかな？「あと、0.1L入れておきますね！」

よっと！これでいけるはず！

OK！完璧です！あとはエンジンルームチェック、冷却水やベルトにバッテリー、ウォッシャー液を補充してOK！

ボディー周りをチェックしながら「４輪のタイヤの空気圧と亀裂・溝の残ｍｍ」をチェック。

最後にチェックリストに作業項目を記録、次回オイル交換日のシールを張り付けて全ての作業が終了（20分程度）。

編集後記＞：毎日、巡回で回っている「平山整備士（二級）」は、「最近の車は故障が少なくなったと言われますが、それは定期的な点検があってのこと、運転者の皆さんは走って当たり前、曲がって当たり前、止まって当たり前と思っておりますが、オイルやバッテリー・冷却水・それとタイヤのチェックは、運転する前の始業点検として運転者に義務付けられていることを忘れておられます。かと言ってその為にディーラーや整備工場に乗って行くのも・・・。ましては今コロナ禍で全てにおいて自粛モード、これからもそれは習慣として残るのではないでしょうか？その時に私達が行っている「出張、メンテサービス」の依頼は増えて来ております。」と熱く語って頂きました。暑い中お疲れ様でした！と自販機でジュースを買ってあげました(笑)。

「ありがとうございます！お客様のところに行っても、色々と気遣って頂けておりまして本当に有難く思います！それでは次の所がありますので！」と元気よく東大阪工場を出て行かれました。「安全運転で！」

ビジレンビーテック㈱八尾工場メンテナンスチームへの問い合わせ：「0120-0551-55」（フリーダイヤル）にてお気軽にお問合せ下さい。オイル交換だけでもお気軽にお問合せ下さい。（撮影・取材・編集・文責：辰巳寛一）