暑さ寒さも彼岸まで・・・、とはよく言ったものでお彼岸を過ぎると「春本番！」、3月21日を以て関東「１都３県」に発出されてた「緊急事態宣言」も解除！

とは言っても、コロナウィルス感染予防対策をしっかりとしたうえで、街に繰り出しましょう!

一年間自粛していたゴルフもこれからがシーズン！私（辰巳）もゴルフを今宵なく愛するゴルファーであり、緊急事態宣言解除と共にシーズンに入ろう・・・!。そこで、１年間眠っていたクラブをみると・・・。

　　　ドライバーも・・・。

3番スプーンも・・・。

ユーティリティーも・・・。傷だらけではないか！長年愛着を持って一緒に戦ってきたまさしく私の「相棒」が・・・。これでは気持ちよくシーズンに入れない！しかし、長年愛用しているので新品に買い替えるのも忍びない・・・。そうだ！全塗装しよう！ゴルフクラブを塗装してもらえるところなどあるのか？？？。

あった！・・・・（笑）。

愛車の「キズヘコミならビーテックへ」、の愛車をゴルフクラブに変えたらええだけの話・・・。技術者に早速相談してみた。「車の塗装ほど綺麗で耐久性のある塗料はないですよ！何色にします？じゃ、試しにマツダ車の一番人気色（赤メタ）」いっときましょか！」（広島カープのヘルメットの色ですが・・・笑）。

この綺麗な深みのある赤（正式collar№　41V）。

仕上がったのがこちら！！！。

　　　

お～！なんという、いや違う「♪まぁ～なんということでしょう、♪あれだけくたびれていたクラブがまるで新品のような輝き・・♪そして、マツダのボディーカラーのような深みが再現されているではないでしょうか～♪」

太陽に当てるとまた違った深みある色に・・・。暫くその余韻に浸っていよう。

　　　

素晴らしい！！。

　　　

これは、もうベストスコアーが出るのが間違いなし！！！そして気になるお値段は御幾らくらいに・・・。（ドキドキ）

そうやな・・・「一本：7.000円でどうや？」

三本やったら：「21.000円やけど18.000円」

五本やったら：「25.000円でええよ！！」全部税込みで行こう！BP統括責任者「松岡」。

詳しくは、「ビジレンビーテック㈱」「フリーダイヤル：0120-5555-86」松岡までお気軽に！（送料はお客様ご負担）

 

編集後記＞：またまたビーテックにオリジナル商品が開発出来た！メッキグリル加工も今も全国から問い合わせが続いている中、今回はゴルフクラブのヘッドの全塗装！スプレー缶で簡単に塗れるものではありません、結構な手間と技術が必要です。良い子の皆様は決して真似をしないように・・・。（行程の一部を紹介すると・・これだけあります！）

先ずは細かい傷をしっかりと落とす、これが難しい。

このマスキングという塗装する部分だけを出すテーピングにもプロの技が！

それから、下地塗装（サフェーサー）を・・・。お化粧でいうところの「ファンデーション」塗装面を整える下地塗装。これで表面の細かい凸凹を無くす・・・（これ、かなり重要）。

　　　

完成、いよいよ本塗に入る。贅沢にも、自動車専用の塗装ブースに・・。

マツダのカラー№「41V」で調色する、新人塗装士「市野氏」（愛称：いっちゃん！またはイッチー！とも呼ばれている皆の人気者）。

え！「いっちゃんが本塗りするの？」、「はい！頑張ります！」（大丈夫？？）。

調色出来ました！「お～！」

ほんじゃあ、やります！先日、個人で購入した「マイガン」で。

お～、かっこええやん。なんぼしたん？「40.000円くらいです、やっぱり良い仕事するには、良い道具が要りますよ・・・、ゴルフも同じやと思います・・あ、すいません！」（お前ケンカ売ってんか？）

綺麗に下地塗装が、先輩方の手で行われたので大丈夫だろう・・。シリコンオフ（シンナー系）で塗装面の油分を完全に取っていく・・・、更には・・。

お！防塵服（ホコリなどが付かないカッパのようなもの）に着替えて特殊なウエスとエアーで細かいホコリを飛ばしていく（なかなか丁寧やね）。

それではいよいよ、この真新しい塗装ガンで腕の見せ所・・・。

本塗前に、もう一度「大谷塗装リーダー（一級塗装士）」に手順を確認する「イッチー」。いけ！

いったー！「イッチー！」もう後には引けない・・・。

　　　

　　　

　　　

心配そうに見守る「大谷塗装リーダー（一級塗装士）」

「イッチー、ちょっと貸してみ！怖がってたらあかん！もっとガッツリと」

「このくらい、近づけて滑らかにス～イスイとな」やってみ！

「わかりました！あざーっす、ス～イスイっと」

　　　

　　　

「そうそう、お～！いくね～、お～行き過ぎ～！止めろ～！ふ～やば～」

　　　

よっしゃ！上手い！しっかりベースが乗ってる、しかしヤバかったな～もう少しで垂れるとこや！さ、次は「カラークリアーいこか、はよ用意してこんかいな次、次、時間との勝負やで！」（大谷塗装リーダー）

乾燥させている間に、「カラークリアー」をガンに投入！。

このカラークリアーであの綺麗な深みのある真っ赤にせなあかんからさっきよりガンの空気圧を少し上げてガッツリ行けよ！（大谷塗装リーダー）。「ハイ！ガッツリやります」（イッチー）。
　　　

そうそう、怖がるな！いってまえ！「心配そうな大谷塗装リーダー・・・」

そうや、そうや、ほら段々と色が変わって来たやろ！これがカラークリアーやで！あと3回くらい繰り返し同じ工程で・・。「了解しました！」（イッチー！）

お～っと、ここで大御所が登場、塗装一筋50年！の「松岡BP統括部長兼任工場長」、「あのな～いっちゃん、ココ見てみ少し塗膜が薄いの分かるか？」「いえ・・」、「まだまだやな～山のてっぺんは色がしっかり乗るけど低いところは薄くなる・・・、もう一回この低いところを中心にやってみ全体的に光沢が出るから・・」（なるほど・・・）

さ～！仕上げのクリアー（透明）、これで最後の行程や、ここで失敗したら最初からやり直しやど、気合い入れてやれよ！（ハイ！）。ネイルアートで例えると「最後のジェルのようなもの」

　　　

出来ました！「お～！」よっしゃ！なかなかのもんや！ええ感じや！

　　　

難しい「深み」もしっかり出てる！ええ感じや（大谷塗装リーダー）。

別の仕事が終わった、先輩塗装士も見に来てくれる・・。「ほ～イッチーがやったん！合格、合格、なかなかのもんや！」（津村一級塗装士）

　　　

最後に先輩に一緒に反省会。

OK頂きました・・・。「イッチー！お前なんでそんな『汗』かいてんねん笑！顔色悪いけど大丈夫か～笑」、「ゴルフクラブ３本でそんなけ体力消耗してたら、車の塗装出来るんか～！倒れてまうで～、OKはよ着替えておいで！ご苦労さん！」（はい！あざーっす！ふらふら・・・）

そして、最後にブース内を65℃前後に設定し、約1時間乾燥させる。

　　　

お～、光の角度によって色が変わる、この深みが魅力なんや！え～感じで焼きあがっているわ～。

　　　

「イッチー、どうやった！初めて『41V』の塗装をやってみて」、

「いや～緊張しました、始めたら待ったなしでしょ、都度々行程途中で修正をしていかなければ失敗してしまう緊張感、今回は、先輩皆さんに見守ってもらいならがなので、早く一人で塗り上げてみたいと思います！」（市野塗装士）。

市野塗装士の今後の技術向上が楽しみでならないですね、ご苦労様でした。（取材・撮影・文責：辰巳寛一）