ビーテック東大阪工場は、２ｔトラックまでなら入庫可能な設備にしてある、そんな中、マイクロバスが２台も立て続けに入庫されてきた。１台目は後部損傷、２代目は右側面（下部）の損傷。殆ど交換する部品がなく、手作業で鈑金仕事をすることになる。この道ベテランの「長川職人」は、昔からトラックの鈑金や溶接をしてきたので得意中の得意。

　　

入庫してみると、プレスラインの硬い部分に損傷があり、ラインが凹んでしまっている、また一番硬い部分でもある。これはベテラン鈑金士に叩いて、引っ張ってもらうしかない。

　　

中にもぐり、内側からハンマーでコンコン。下のラインにはアングルが入っていて更に硬い。作業者はベテランの「長川鈑金工」

　　

外から手を回し、出具合を確かめながら徐々に出していく、ハンマリングの音がかなり工場内に響く！

⇔表からも調整しながらほぼ昔の「ライン」が出て来た。

⇔よっしゃ！ＯＫ！「パテで形をつくるど！」

　　

出来た！あとは塗装士に任せるわ。しかし、綺麗にラインがでたものである。さすがにベテラン。

　　

ビフォアフターみたいですね、「まぁ～、何と言うことでしょう～」と思わず言ってしまうほど綺麗に仕上がったマイクロバス。さて、もう一台は？

　　

かなり損傷が深かったが見事仕上がってきている、後は塗装士の仕事。（頼むで！）しかし、工場内が広いのでマイクロバスが２台も入っても十分のスペースがある。仕掛日数は僅か「５日」ビーテックの職人達に「脱帽」

（編集・撮影・文責：辰巳）