４月の半ば、ビーテック東大阪に突如かん高いエンジン音「ビュア～ン、ファン、ビァン、ボゥ・・・」ってこの独特なエンジン音は何とも表現しにくい音・・・、「何？何？」と出ていくと・・・。

　　　

フェ、フェ、フェラーリーだ。それも現役で走っている・・・。「フェラーリー：F430スパイダー4.300ｃｃ」ボディーの羽石などの小傷の補修で入庫・・・。イタリア人ってこんな車にいつも乗っているんか・・・。新車での総額は簡単に2.000万円を超えるとか・・・。せっかくなので写真を撮らせて頂いた。

　　　

とにかく「車高」が低い・・・。

　　　

早速、工場内に入れる為に、「松岡統括部長」にお願いするが・・・。

ミッションレバーが無い・・・。ん？ハンドルについているは前進の変速レバー・・・、バックは？？？。「え？センターのRボタン・・・」ポチッ。「お～、皆のけよ～バックするど～」ファン、フォオンオンオン・・」

　　　

ゆっくり～・・・、オーライ、オーライ。

オ～ケ～！一旦屋根のところまでで停めましょ、雨降ってきそうなので。

少し、ここで気になる心臓部を見てみよう！リアーハッチを上げて見る。

先ず・・・綺麗！・・・、ホコリ一つない・・。

この形からすると片方に４本の吸気菅ということは「V型8気筒」ってことになるのか・・・。

マフラー（消音機）も大きいのが装着されている、なのにあの音は？？？。

リアハッチを閉めて分かったことが・・、エンジン上部はガラス張りでエンジンが丸見えになっており、その両サイドは金網になっている・・・。あの独特のサウンドは「排気音」ではなくエンジン音ということか？？まさに心臓の鼓動をも楽しくしている。当然放熱の理由なのだろうが・・・。

このガラスもかなり綺麗でキズも汚れも全くない。ガラスの両サイドの金網からは雨が入ってしまうが問題ないのか？

とりあえず、工場内に入れよう・・・。

車高が低いのでジャッキも入らないので、専用の底上げ板に載せてっと。

よっしゃ！OK！さ始めよ・・。

良く考えてみると・・ビーテックに設置している「ジグボディー修正機」はスパネージで「イタリア製」、フェラーリーも「イタリア製」。え？だから同じ色？いま気づいてしまった。最後に「跳ね馬」のエンブレム・・・。これがフェラーリーの証し。サイドミラーには「F430」と掘り込まれている。

編集後記＞：今回入庫頂いた「A様」ありがとうございます。丁寧に仕上げて行きますね。たまに街中を金属音と共にかっ飛んでいくフェラーリーは見かけるがこれだけマジマジと眺めることもめったにない。居住性、快適性、静粛性を求めるものではなく、走る愉しさ・曲がる愉しさ・止まる愉しさを追及しているのではないでしょうか？イタリア人の血が騒ぐのでしょか？日本人としては如何ですか？ワクワクします？（撮影・文責：辰巳寛一）