過日の台風21号（チェービー）は、風速40ｍ以上の暴風雨で大阪の街を飲み込んで行った、50年以上前の「第二室戸台風」以来で大阪とその近隣の府県に甚大な被害を受け急速に普及工事が進められている。大阪府内でも一般の住宅の瓦が飛び、看板が倒れるなど改めて「台風」の恐ろしさを肌で感じた。

その飛散物が駐車中の車に襲い、ビジレンビーテックには、ガラスが割れ、ボディーに数十か所のキズと凹みの車両が続々と入庫してきている。門真工場も東大阪工場も少し被害があったが仕事には支障がない程度なので、お客様の車の修理を優先しております。

ビジレンビーテック：門真工場（BP工場）の屋上のヒサシも波板（屋根材）が全て吹っ飛んでしまい、骨組みにも歪みが出ており、昔からお付き合いのある重量物建築会社「㈱八紘テクノワーク」に依頼をした。

「㈱八紘テクノワーク」門真市（阪口社長）は、地元で創業30年以上の歴史もあり、主に「重量物運搬・組立・据え付け」20年前からは大手企業との取引も始まり「業務用エアコン取付～メンテナンス」も幅広く行っている企業。

ヒサシの補修は少々専門外ではあるが、依頼したら「任しとき！日頃は鉄骨組んどるんやでアルミの枠組も出来るよ！」と即答。「平日だとビーテックも忙しいやろから日曜日に段取りするわ！」と気を使って頂いた。

本日（9月23日：AM8：30）門真工場にトラック２台が横づけされ、「おはようございます！屋根工事に来ました！」と元気な挨拶の後早速仕事に入った。「ん？？、何か見たことのない機械がトラックに乗っている」

　　　

あっと言う間にユニックでトラックから降ろされた。重たそうな機械こんなところにおろしてどうやって中にいれるのか・・・、え～！」

　　　

走る・・・。ハンドルもある・・・、え～！何これ・・・。（動きがすごく可愛い！）

工場のエレベーターで屋上へ上げられたが、いったいどうするのか？？？

　　　

「え～！伸びる！動く！」なるほど！ハシゴの代わりですか・・・。足場が自在に動くのか・・・。これはすごい暫く見入ってしまった。

　　　

上部の部分が横に伸びる。動く幅が広くなる、なんということだ！

　　　

　　　

アッと言う間に屋根材の貼り付け作業が進んでいく。手が空いた職人さんは、現場をキレイに掃き掃除・・・。お二人の動きに全くの無駄がない。

「は～い、終わりましたよ！ほな帰ります！ありがとうございました。」

　　　

完成がこちら・・・、使える柱などはそのまま使用し各部に補強柱を入れてもらい、「これで風速50ｍの台風でも大丈夫ですよ！(笑)」（ほんま？？）ということでした。

＜編集後記＞

作業完了後、「㈱八紘テクノワーク」の阪口社長様に「ありがとうございました」とお礼の電話をしまして、今回導入されたあの機械のことを少し聞きました。

【これは当社では数年前から導入している「高所作業車」であり、今まではハシゴなどで簡単な足場を組み、天井に取り付けられたエアコンなどの「取付・取り外し」またはメンテナンスをしていたが、この機械だとハシゴを登ったり降りたり、またそのハシゴを移動してまた登る・・・、この移動の時に床をキズ付けてしまったりする、また「ガチャガチャうるさい」この作業車を使うと、スタッフの体力消耗の疲労軽減になり、作業人数も少なくすむ。また一番の重要視するところは「安全」であること、ハシゴの足場から落下する事故も今まで多かった、今も多い。企業はそうした従業員の「安全を配慮する義務」（安全配慮義務）がある。】と熱く語って頂きました更に【他にもいろいろな機械があるよ、ゆっくり見においで、この型の高所作業車も安い物ではない、１台数百万円するよ、今は数台保有して現場、現場で大活躍している、これからもニーズに合わせて増やしていく予定】と阪口社長は語って頂きました。

この小さな「高所作業車」はなんと「６ｍ」の高さまで上がるらしい。またタイヤも特殊なゴムで出来ているので床に全くキズどころか後が残らないので、自動車ディーラーさんやキレイなショールームの天井作業に大活躍だとか。

少し強面（こわもて）の阪口社長ですが、従業員の「安全」を徹底的に配慮している最後に「ワシらの時代はむちゃくちゃやったけどな(笑)」と締めくくられました。（社長写真HPより抜粋）

http://www.hakkoh-tw.co.jp/　企業のエアコン入替や点検・修理などご利用頂くと良い仕事っぷりを見せて頂けますよ！一般のご家庭も気軽に相談OKです。この度はお世話になりました、「ありがとう御座いました！」（取材・文責：ビーテックニュース編集長　辰巳寛一）