• 東大阪工場オープン
  • 水性塗料導入

ビーテックニュース

※写真クリックにて拡大できます。

身を挺してご主人様を護る「愛車」

2016/02/28

停車中にいきなりの衝撃!一瞬何が起こったのかわからないが大変なことが起こったことには間違いない。気を取り直し状況をみると側面から車が突っ込んで来た。

IMG_0169   IMG_0162

もう少し前に来ていたら運転席にまともに突っ込んで来てもおかしくはない。なんとか運転席のドアは開けることが出来て外に出られたものの、「愛車」は無残な姿に。この車のオーナー様に怪我がなかったのは幸いなことである。しかし日頃からこの車に愛着のある持ち主にしてみればこの無残な姿を見て「体を張って私を護ってくれた!」その気持ちからか、何とか治して欲しいと依頼がありビーテック東大阪工場に入庫されてきた。

IMG_0164   IMG_0165

早速、手術台(ジグ式フレーム修正機)に運ばれ、セッティングされた。右側からの強い衝撃によって、左側のトランクから後部ドアまでの隙間が広がっている。

IMG_0166   IMG_0167

車体全体がバナナ状に曲がってしまっているということ、ビーテック東大阪工場にある、ジグ式フレーム修正機「スパネージ社(イタリア)」は、フレームの一番硬い部分を確実に固定して360度の方向から3本のタワーで引っ張ることが出来る優れもの。同一方向に角度を変えて一気に引っ張って修正を加えていく。

「直ぐに治したげるからな・・・」と車に声をかける鈑金職人、車にも命が宿っているといつも感じて仕事をしているビーテックの技術者は、一台、一台愛情をもって修理をしていく。

最近自分の車のことを「愛車」と呼ぶ方も少なくなっている、相手から賠償金額だけ受け取ってその車とはさっさと、お別れ次の車の頭金にする方も多い・・・。しかし自分の身を挺してご主人様を護るのは、必ず修理してくれると信じているからこそだとも思う。

この車のオーナー様も早く元気に走る姿を見たいことだろう。

文責:辰巳