ビーテックニュース
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鈑金も塗装も「勉強し直すべき」職人魂は消えたのか?
2018/06/23
綺麗なスカイブルーのアクアが入庫してきた。追突事故を起こしてしまい、車両保険でフロント部分を「ビーテック」で綺麗に復元修理をさせて頂いた。
ん~、完璧っ!!仕上げの洗車「オゾン除菌・消臭」も終わり納車準備をしていた車の最終チェックをしていた。「ん???」
左斜め後ろから見たら、なにか違和感が・・・。左後ろドアと前のドアの色違いが「酷い」なんじゃこの色??調色が出来てないではないか・・・、で良く見るとその下部の斜めのプレスラインが歪んでいる・・・。(写真では分かり難かったので黄色のライン印を入れてみた)
見れば見る程に「違和感」が出てくる。今回の修理はフロント部分であるが半年程前に、左折時にポールに接触した時に近所のカーショップ(結構有名な)で、保険を使わずに鈑金で修理を御願いをされたらしい。金額はいくらで交渉したかは分からないが、金額の問題ではない。
確かに、鈑金も難しい場所でプレスラインも綺麗に復元する(手作業)のも難しいことは承知の上、またこのスカイブルーも調色するのも難しいのも分かる。しかしそれを完全復元させるのが「職人技」と言えるのではないだろうか?出来ないなら「安請負」はするべきではない。
「ここ、前に修理しました?」と言われるほどオーナーにとって腹が立つことはない。しかし、これはあまりにも酷いので、そのカーショップに相談してみた。返って来た言葉が「いや~、お安くさせて頂いているのでこの位はご辛抱して下さい」と突っぱねられたとか・・・。
同じ業界に身を置く者として、人間がやることなので失敗は必ずある。しかしその時こそが勉強であり、損をしてでもやり直してお客様に届けるのが「職人魂」ではないだろうか?
プロとはその技術を職業として生計をたてている人。つまりはその対価を頂ける仕事をする者が「プロ」と呼ばれる。そしてその「人達」を「職人」と呼ぶ。
時には損をすることもあるだろうが、その悔しさを知り次回に活かす。その悔しい気持ちが「魂」となり、それが「職人魂」である。
この業界(BP業界)は一部の方が勝手に価格を決めてくる時代になってきており、納得出来ないことも多々あるかと思うが、今一度「職人魂」を蘇らせて、断るべき仕事は勇気を持って断る。これも「職人魂」ではないだろうか?「職人魂は消えたのか?」
(文責:辰巳寛一)
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